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2004/12/31

大晦日

去年今年つなげる糸のごときもの棒は朽ち果ていのちは軽く
 あまりにも有名な俳句を現代に置き直すとこうなるかな、と。時の流れが非常に浅薄でいのちの重みが感じられなくなってしまった時代に、私たちはまた新年を迎えます。

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2004/12/30

注連縄

箒あと筋目きわだつ境内に注連縄薫り元日を待つ
 新しい注連縄は藁のいい匂いがします。そんな気がするだけでしょうか?子どもの頃は田んぼの中の道を学校に通ったので、春の土の匂い、夏の肥だめの匂い、秋の干し藁の匂いを思い出します。野焼きの匂いも好きでした。
今の子どもたちはどんな匂いの記憶を育てるのでしょうか。

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2004/12/29

年の瀬

年の瀬の錦市場で品定め売り子も客も顔紅潮して
 一度正月用品の買い出しを錦でしてみたいのですが、人混みが苦手なのでいつもニュースで雰囲気を味わうだけにしています。ホントに狭い通路のため、平日でも錦を歩くと疲れる私にはまず無理でしょう。買い出しに出かける人たちはパワーありますね。

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2004/12/28

万華鏡

万華鏡めくるめく像我もまた一片となり華描きたし
 先日「万華鏡ミュージアム」に行き、さまざまな作家の作品に魅せられてしまいました。油が入っているのでパーツの動きが滑らか、次から次へ展開する像を見ていると飽きません。作りも凝っており、ひとつデスクにあるといいなと思いました。まあ、覗いたままぼーっとして仕事にはならないでしょうが。

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2004/12/27

顔見世

花道に巌のごとく立つ海老蔵若き巨星に祝福やまず
 市川海老蔵襲名公演となった今年の顔見世、昼の部を見てきました。「暫」ではその体格の良さを存分に見せてくれました。(最初は下駄でも履いているのかと疑ったくらい大きく見えた、、。)おまけに「お祭」ではパリ公演でのフランス語の口上を披露してもらい、客席は大喜びでした。

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2004/12/26

「吐く息の白き早朝訃報受く」初めて詠んだ高2の晩秋
 現代国語の宿題に俳句5首が出され、指折り数えて詠んだ作品。この句だけがマルをいただいたが、「誰か亡くなったのですか」とコメントが添えられていました。亡くなったのは古文の先生、変死でした。もう25年以上も前のこと、11月には吐く息は白かったんやと改めて驚きます。

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2004/12/25

ケーキ

ケーキ焼くバニラの香り嗅ぎつけて猫が居すわるキッチンの隅
 これは願望の入った歌です。クリスマスや家族の誕生日にケーキを焼くのは母、デコレーションは私の仕事です。でも、母は猫嫌い。ネズミも嫌いだからハムスターも飼うことを許されませんでした。今のマンションもペット禁止で金魚を飼っています。

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2004/12/24

聖夜

この聖夜凍てつく天地に光ありわれらが罪を許し給うか
 クリスチャンではありませんが、人間の原罪とは何かを思わずにはいられません。大好きな詩人である田村隆一は「馬は馬を殺したことはなかったし鮫は鮫を殺さなかった どうして人は人を殺すのだ?」と問います。そして続きは「どうして人は人を愛すのか?」彼と同様、私にも大きな疑問符しか見えません。

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2004/12/23

留守電

留守電にセットしたまま一週間メッセージなき部屋仄暗し
 本当は万年留守電状態です。狭い部屋なので2回のコールで出られるから。かけてくるのは決まって母親。初めは留守電だと無言で切っていましたが、最近はメッセージを残すことに慣れたようです。そして本当はメッセージがない方が気楽です。友人とはメールのやりとりだから。もっぱらネット接続のための固定電話と化しています。

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2004/12/22

路地

京の町路地をさまようなぜかしらあの人の影見えた気がして
 室町辺りの路地を目的もなく歩き回るのが好きです。いろいろと面白いものが見つかるから。路上観察会のようなものでしょうか。好奇心旺盛の彼は妙なものを見つけると写真に撮るのが好きでした。マンホールの蓋とか、当て字としか思えない漢字の看板とか。

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2004/12/21

靴下

モミの木を見たことなき子らに編む赤いソックス星ちりばめて
 洋画で見るクリスマスのシーン。暖炉にぶらさげるクリスマスソックスにあこがれていました。うちには暖炉がないから鴨居に吊すのか、物干しに吊すのか。それではまったくの洗濯物。赤いベビーソックスにキャンディ入れてお隣の女の子にあげようかな。

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2004/12/20

冬の空

飛行機が白のチョークで線を引く空の幾何学冬に入れり
 冬の晴天の空は雲ひとつない青の紙のようです。眺めているとふわりと浮き上がって天に吸い込まれそう。「飛ぶ夢をしばらく見ない」という小説のタイトルを思い出しました。TVドラマの脚本家として有名な山田氏の作品で、心に残るストーリーでした。

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2004/12/19

サンタクロース

デスクうえ整理上手の同僚が照れ顔で置くサンタ人形
お堅い職場なので「職務点検チェック票」に「机上に仕事とは関係のないものが置かれているか」なんて項目がありますが、誰も守っていません。(管理職は、、苔玉を飾っている。)私のお隣はデスクをきれいにしている男性ですが、この時期になると引き出しの中から可愛いサンタクロースの飾りを出しています。キュートな若おやじです。

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2004/12/18

背の丈の雪にもぐりて目を閉じる幼き願い今日まで失せず
 寒さには強い、といっても関西の都市部で育ったからせいぜい10センチ程の積雪しか知りません。TVで雪国の景色を見る度に「もぐりこんでみたい」と思っていました。雪の感触ってどんなでしょう?ホントは危険なんでしょうね。

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2004/12/17

生きるとは出口見えぬトンネルを歩む今朝も暦を破れり
 カレンダーも残りわずかの師走です。なにかと慌ただしいなか一年を振り返れば、つらいことが多かったけれど無事に過ごせたのは見えぬ手に支えられていたから。新しい暦を用意して、これから多忙な年の瀬に向かおう。

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2004/12/16

ルミナリエ

数千の無垢の魂灯る夜ひとつひとつルミナリエ見ゆ
 神戸のルミナリエ、まだ見に行ったことがありません。私の知人たちは被災しましたが幸い無事でした。TVニュースで見た地震直後の映像が今も目に焼き付いています。来年の1月で震災から10年になりますが、身近な人を亡くした方たちの悲しみは消えないでしょう。ルミナリエは京都の大文字の送り火と同じような気がします。
 
 

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2004/12/15

結露

早朝の窓ガラスにびっしりと水滴つける今や霜月
 気密性の高いマンション暮らしゆえ、結露に悩まされています。土を見ることのない町中では、霜月ではなくて露月と言いたくなります。冬の乾燥ってホント?と思うくらい結露がひどい。留守にした冬は全く違いました。犯人は生きてる私か、、。

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2004/12/14

黄金

暖かき師走の宵にライト浴び銀杏並木は黄金に輝く
 暖冬プラス異常気象のせいか、街路樹のイチョウがまだ見事な黄葉を見せています。夜はライトを浴びて金の木に見えます。金のなる木ではありません。京都のイチョウ街路樹は雌雄を分けて植えているのか、実がなりません。大阪では御堂筋のイチョウが有名で、しっかりギンナンを集める行事があるのですが、匂いは強烈です。

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2004/12/13

ヨン様

アンコール「冬のソナタ」に聴衆沸きヨン様仮装の指揮者に拍手
 友人のマンドリン合奏団の定期演奏会、アンコールで再登場した指揮者はかつらと眼鏡、マフラーでヨン様に変身。タクトを持ったヨン様は胸に手を当てお辞儀し、すっかりなりきり。ヅラがずり落ちそうでスリリングでしたね。冬のソナタも季語になって、、、いる?

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2004/12/12

母娘

甲高い母の口調に苛立ちて棘さす娘バラの戦争
 母と娘。永遠のテーマでしょうね。女同士のうえに血縁ときています。戦い始めれば棘と棘の絡み合い、目にはみえねど流血の戦となりかねません。バラ戦争って昔世界史で習いましたが、これも家督争いだったかな?

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2004/12/11

冬の陽を背に浴び遊ぶ子どもたち仲間に地蔵菩薩が見える
 京都の町にはお地蔵さんが大事に祀られています。物騒な昨今、子どもたちの見守り役として祠から出てきたお地蔵さん、思わず遊びに加わってしまっていました。

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2004/12/07

霧木立かすかに見ゆる足跡を手探りたどる夢路のすえ
 夢の日記をつけています。枕元に大学ノートを置いて、朝起きたら思い出して書くのですが、ちょっと別の想念が浮かぶともう夢が思い出せなくなる。ときどきリアルな夢を見て、自分で発した寝言に目を覚ますこともあり。

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君が読む本のタイトル知りたくて剥がしたカバーに彼女の名前 
 私はそんなことしません。仮想です、あくまで。最近のカップルのトラブルNo.1は携帯のメールでしょう。なぜ男性はプロテクトかけずに彼女に履歴を見られてしまうのか?秘密の部分がある方が魅力的、と思う私の方がおかしい?

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恋の門

恋の門くぐれば熱しこの思い体温計の水銀きらめく
 映画は見逃しましたので、DVD化を待っています。恋に浮かされた熱って本人気づいてないけれど、周囲には感じられるぞ。昔気質なもので水銀の体温計しか信用しません。これがトラックバック初デビューです。

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