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2005/05/30

団扇

キーボード右で繰りつつ左手で団扇ぱたぱた省エネオフィス
 短歌というより狂歌かしら。これが私の職場です。街頭で配られる宣伝団扇は必需品。6月からエアコン解禁になりますが、設定温度は28℃です。ああ、日本の夏、、キンチョーの夏。

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2005/05/29

汽笛

一瞬に幼き夏に引き戻す汽笛の響きはセピア色なり
 京都駅近くに梅小路機関区があり、ときおり汽笛の音が遠く離れても聞こえてきます。小学生の頃蒸気機関車で山陰本線を旅した記憶を呼び覚まされます。弁当売りの声、黒煙の匂い。国鉄のよき時代でした。

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2005/05/28

京の音

京の音祇園囃子に鴨川のせせらぎ涼を求めて待つ夏
 地元フリーペーパーの調査によれば、京都の音といわれて思い浮かべるのは一にコンチキチン、二に鴨川のせせらぎだそうです。「梅小路の汽笛」「下駄の足音」というのもありました。という訳で次は「汽笛」です。

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2005/05/27

帽子

店先の麦わら帽子に旅心誘われ想う夏の草原
 夏はサウナ都市と化す京都を離れ、涼しい高原に行きたい。めざすは美術館の集中する安曇野です。そう言いながら、結局計画倒れになる私って、、。

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2005/05/26

灼光

この夏も地を焦がすらし灼光に琴も乱れて糸断つるらむ
 それらしく作りましたが活用が怪しい。「琴はしずかに鳴りいだすだろう」という八木重吉の詩に敬意を表して、、重吉に真夏日は似合わないですね。温暖化の時代を詩人はどう詠ったでしょうか?

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2005/05/25

夕焼け

刻一刻色の階調変える空たなびく雲も日没惜しむ
 夕日が好きな人は意外に多いようです。大阪に住んでいたときは帰りの電車から西の山に沈む夕日を楽しみにしていました。今はベランダからビルの間に沈む太陽を眺めます。

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2005/05/24

土塀

朽ちかけた土塀の足元青々とどくだみ繁る寺の裏道
 どくだみは独特の匂いを放ちますが、花は白十字の清楚な姿。葉を摘んで汁を皮膚に塗ったものです。効能は?忘れてしまいました。

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2005/05/23

音もなく降る雨に濡れる屋根瓦鈍色増して艶を放てり
 ベランダから通りの向かいの屋根を見下ろすことができるのですが、いつもは気にもとめない瓦が雨に濡れるといきいきとして見えるのを発見。瓦も水を求めていたのでしょうね。

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2005/05/22

日曜日

日曜日空を仰がず働いてこころ彷徨う時代の不幸
 かつて日曜日はお休みという社会通念がありました。今では日曜日は休息の日というよりも消費の日、客を迎える側は労働の日。私はクリスチャンではないけれど、安息日という考え方には共感しています。

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2005/05/21

病める薔薇

ベランダでブレイクの詩句口ずさみ切り取る薔薇の香り切なく
 ミニバラの鉢を買って3年目、今年もピンクの花を咲かせました。ウドンコ病に冒されて葉が白くなり、花が咲くかと心配しましたが、幸い元気に育ち蕾をいっぱいつけています。

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2005/05/20

悪夢

百七のいのち奪いし事故現場ひしゃげた車両の残像消えず
 ニュースで福知山線の事故現場が映し出されるたびに、胸がつぶれます。車両が撤去された今でも当時の凄惨な映像が焼き付いて頭から消すことができずにいます。犠牲者の方々へ、合掌。

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2005/05/19

てっせん

低気圧近づく朝はてっせんの花となりたしこの身の重さ
 支柱に巻き付いて涼しげな花を咲かせるてっせん。紫もきれいですが白は何とも言えない清楚な美しさ。心身共にどんより重い朝は、隣家のてっせんを眺めてささやかな慰めとしています。

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2005/05/18

半袖

涼風が肌にひやりと凍みる春初めて腕を通す半袖
 長袖から半袖に替わるときはちょっとドキドキ。二の腕が気になるのではなく(いや、気になるけど)、今まで覆われていた肌が空気に触れる感触が新鮮だから。もっとも寒がりなので上着は手放せません。

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2005/05/17

竹林

竹林の明るき空をくるくると枯れ葉笹舟落ちるは哀し
 青竹の緑が清々しい竹林ですが、一方で枯れた葉が微風に旋回してゆっくり落ちてきます。成長の早い竹は世代交代も早いのですね。

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2005/05/16

献灯

拝殿に並ぶ献灯はなやかに御輿の瓔珞(ようらく)輝きわたる
 氏神様の下御霊神社の宵宮と還幸祭がこの週末に行われます。拝殿には大宮・若宮の二基の神輿が鎮座し、奉納された酒樽がずらり並びます。当日は男衆が一日かけて氏子区域を神輿担いで回ります。各家は軒先に提灯を灯して宵宮を祝います。

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2005/05/15

銀杏

薫風が葉をひるがえす銀杏の木こころざわざわ陰影帯びる
 本日はノーコメント。
 

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2005/05/14

迷い

迷いつつ道草ばかり続けているどこへ行くのかわからぬままに
 人から見れば何不自由ない恵まれた生活と映るのでしょうが、本人は「この道でいいのか」と自問しながらの毎日です。「これでいいのだ」と思える日は末期まで訪れないかな、と思いつつ。

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2005/05/13

かきつばた(2)

かきつばた大田の沢の紫の群れにぞ溶けしわが妹いずこ
 知り合いの歌人の門真杜若さんに「かきつばた」を詠んでと頼まれ、、もしないのに詠んでみました。上賀茂にある大田の沢は杜若の群生地として国の天然記念物に指定されています。立ち入り禁止です。

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2005/05/12

かきつばた(1)

春日野に君と遊びし月の池はかなく消える楽しき日々は
 20代は奈良が好きでよく出かけたものです。猿沢の池は月の名所。かきつばたと何の関係が?業平みたいに詠んでみました。

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2005/05/11

洗濯

Tシャツの並ぶ物干し光らせる雲ひとつなき洗濯日和
 洗濯は好きです、といっても働いているのは洗濯機ですが。私は洗濯ものを干すのが好き。お日様の匂いのするのがいいですね。

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2005/05/10

日傘

パラソルの行き交う通りに初夏の風翳あるひとの頬を撫でゆく
 日傘が手放せない季節です。町中でもいろいろな色のパラソルを見かけて楽しくなります。私は紺色の晴雨兼用傘を愛用していますが、近所の買い物には置き忘れても悔いのない黄緑の安い日傘で出かけます。

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2005/05/09

山越

宇多野から山越までのバスが往く道いっぱいに陰さす深緑
 山越とは御室仁和寺から広沢池に抜ける道と交差する通りの名です。道の両側は竹林や造園業の樹木園が続き、この緑のトンネルを通ると右手に名月で知られる広沢の池が見え、嵯峨野の遠景を一望できます。

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2005/05/08

母の日

母の日のカーネーションの花びらはギザギザ娘の不孝を刻む
 親不孝者です。心配ばかりかけていますが、私のかわりに金魚の世話をお願いします。お母さんへ。

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2005/05/07

つつじ

もたれたら緑に沈む生け垣に紅うす紅の躑躅ほころぶ
 街のつつじはきれいに剪定されているから、丸い緑の石垣に見えて、うっかり腰掛けてみたくなりませんか?(そんな横着者は私だけ。)つつじが咲き出すと、夏日には暑苦しく見えたりしますが、気持ちも明るくなりそうです。

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2005/05/06

藤の花

かんざしを挿しては映す水鏡藤の花房波にゆらゆら
 池の端に張り出した藤棚に、長い花房がたわわに揺れていました。薄紫の小花は鈴なりになっても涼しげで、水の女神の黒髪に似合いそうでした。
 

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2005/05/05

鯉のぼり

鯉のぼり父さん悠々泳ぐ空子らも負けじと胸ふくらます
 風が弱いと元気なのはお父さん鯉だけで、子ども鯉は棹に貼りついております。人間とは逆なのか、いや実際人間の子どもの方が疲れているかねえ、と暢気な吹き流しが話してくれました。

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2005/05/04

海底

深海の昏き淵より見上ぐれば波間に透ける光恋しく
 という訳で八重山の海に来ています、と一度は言ってみたかった。数年前体験ダイビングでパナリの海に潜りましたが、残念ながら曇り空で海中もくすんで見えました。この歌は憂うつのどん底にある時の実感でもあります。

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2005/05/03

緑陰

川べりの大楠の陰は指定席今日もベンチに憩う人びと
 日差しは強いですが風がさわやかな日和です。鴨川べりは読書、昼寝、水遊び、デートの人たちで賑わいます。私は木陰に敷物しいて本を読みつつお昼寝、、を目標に溜まりにたまった家事に追われる一日です。

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2005/05/02

連休

カレンダー破ることすら忘れてた黄金連休朱字眼に眩し
 カレンダーの字が赤い日は横になって惰眠をむさぼり(歌を詠むのはさぼり)、黒い日は出勤するというフツーの連休の過ごし方をしています。同僚が「もう4月はおわったんですねえ。」としみじみと述懐。ほんと、時間が経つのが年々早くなります。

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